ChaboのFF11日記+(跡地)

IfritサーバでFF11をやっていたChaborinの日記でした。

のまネコ問題新局面

Chaborin2005-09-30


Yahoo!のまネコ」商標登録など中止と書いてあるじゃないですか。
記事: http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0509/30/news080.html
お、もしかしてついに終了したのかな?と思って見たところ...

しかし、その後CDの売れ行きが予想もしないぐらい伸びたことを背景に、私たちはビジネスとして、ぬいぐるみ等の「のまネコグッズ」をオリジナル商品として出すことにしました。その商品は、マイアヒ・フラッシュのイメージを残しつつ新たなオリジナリティを加えて別のキャラクターとして描き下ろされたものであり、もちろん「モナー」とは異なるものとして作っていただいたものですが、皆様には、「のまネコ」は上記のような経緯で誕生したマイアヒ・フラッシュと同様のものであると受け取られ、「のまネコ」によって「モナー」等のアスキーアートの自由な使用が制限されるのではないかといった様々なご不満・お叱りをいただきました。



結局、あの100人が見たら99人まで同じだろ!と言うところの「オリジナリティ」(画像参照)を断固として死守したいようです。


だけど、こんなところを死守してどうするんだろう。
これじゃあ、「エイベックスってお馬鹿なパクリ企業」という烙印を自ら押してほしいと望んでいる、マゾ企業じゃない・・・
うーん、この理由を解く鍵は、エイベックス・グループコンプライアンス方針にあるかもしれません。
この方針の中に、「真似ても盗むな」という1文があるんですよね。


エイベックスは、「あゆマーク」にしても何にしてもいろいろとパクリスレスレの真似をしてるけど(このリンク参照)、つまるところは「リスペクトの精神なく、良さそうなものはいくらでも真似をする」ということのようなのです。そうやって真似をして、元ネタを知らなかった者(つまり無知な人)を相手に新たな商売をする、と。


だけどこのことは、あくまで「知らない者」が多数いた時のみ成立する商売だと思います。元ネタを知っている者が多数いる場合、あるいは元ネタとの間にリスペクト的な要素が入っていない場合、その真似は単なるパクリにしかならず、そのような低俗な模倣は、単なる軽蔑の対象にしかならない。


ここまでして死守したいものがこの程度のものだったとわかった瞬間、全てを悟りました。
多分、のまネコのことを「新たなオリジナリティ」と言うことに関して、彼らはもう絶対に否定しないでしょう。それが彼らの企業アイデンティティであり、それが彼らの全てなのだから。


そして、このようなリスペクトなき模倣のことをエベると呼ばれるまでに軽蔑の対象となってしまったエイベックスの姿勢に対し、知ってしまった消費者がどのような購買行動を取るのか...


この先の動きは非常に興味深いです。うーん。