ChaboのFF11日記+(跡地)

IfritサーバでFF11をやっていたChaborinの日記でした。

FF13をやっている話

ご多分に漏れず、FF13もやってます。まだ11章。
9章の先端部でレベル上げ兼金稼ぎをやっていたので、だいぶ時間が経ってしまいました。
FF11に慣れると、同じ場所をループするレベル上げが何とも思わなくなる…)


2chでは凄まじい酷評ですが、単に叩きたいだけっぽい感じの評価で参考にならないなーと思いました。ということで、個人的なFF13のインプレを送ります。

  • 「改造」システムのチープさ

FF13では武器を改造することができます。改造のためのアイテムは「生体系」「機械系」の2つがあって、生体系アイテムを使ってEXPの倍率を上げたあと、機械系でごそっと経験値を上げることができるんですが、たくさんあるアイテムの差異がほとんどない… FF11の練金のせいかもしれないけど、どの生体アイテムを使っても倍率は上がるし、武器やアクセサリーごとにもっと改造アイテムの効果を差別化して上げれば良かったのになーと思いました。ここは完成度がかなり低い。

  • どんな場所に行っても、気が休まらないストーリー上の制約

それからFF13をやっていると、なにか心にひっかかる、いやなものがあります。
戦闘は爽快だし、ちょっと油断するとすぐゲームオーバーになる緊張感はあるし、なかなかシステム的には優れてると思うのですが… と思って考えたら、たぶんストーリーの問題なんだと思いました。
どんな場所に行っても、気が休まることがない。これには2つの理由があります。

  • いわゆる「HP/MPマネジメント」をしなくても済むようになったため。

 FF13では、1回の戦闘が終ると、HPが全回復します。戦いの間で引き継ぐのは、TPアビリティくらい。このことで、1回の戦闘に集中することができるようになり、戦闘時のアクション性が高まったわけですが、これまで消耗したHP/MPを回復するための、街や村などの「休憩所」としての意味合いがほとんどなくなってしまいました。
FF13ではそもそも宿屋がないですし、もともとFFの場合、セーブポイントでテントやらコテージやらを使って休むことができるなど、セーブポイントの重要性が比較的大きかったわけですが、やはり街の宿屋でのリフレッシュは精神的にも大きい。ストーリー展開にメリハリがなくなってしまったのだと思います。

  • ストーリー上、「絶望」と「焦燥」が常につきまとうため。

 微妙にネタバレしますが、「ルシ」になると、末はシ骸かクリスタル、しかも時間で進行するなど、当初から主人公達には緩やかな「死の宣告」状態であることが説明されています。だから、どれだけ先に進んでも、主人公達が抱えるタイムリミットのことが気になって、気が休まることがない。結果として、一本道だろうが何だろうが、「早くしないとシ骸になっちゃうよ!」という意識が頭の片隅でずっと残り続けるのです。これは、主人公の置かれた状況に感情移入するとどうしても発生してしまうのですが、何十時間もプレイする中で、この緊張がずっと解けないことは、苦痛以外の何者でもありません。まだクリアしていないので結末は見えませんが、少なくとも11章を進めている時点では、この緩やかな死の宣告状態は続いていますし、途中やりこみをして時間が経過すること自体、この行為でゲーム内の展開が進むことがないことはわかっていても、「でもあまり回り道をしていると、主人公達がタイムリミットを迎えてしまうのでは…?」という不安がつきまとうのです。これは、ゲームをやっている上で非常な苦痛です。この苦痛は、多くのレビュアーが「11章で開放感がある!」と言っていた11章に辿り着き、いろいろなミッションができるようになった現在でもなお、続いています。そういう意味で、このストーリーによって、私にはずっと(主人公が持つ)焦りがつきまとっていて、あまり開放感がないのです。

  • モチベーションの上がらないストーリーが問題?

私はこの点で、FF13のストーリー自体がかなり辛い印象になってしまっています。一本道であるが故に進めること自体はさして難しくないのですが、モチベーションが上がらない…なんとか11章まで辿り着いたのに、最近は弟から譲り受けたPSPで、パタポンばっかりやってますw
このストーリー、12章、13章と最終章へ向かう路程で、カタルシスに変わる日が来るのでしょうか?
「終ってみないとわからないもんだよ」ということであれば、もうちょっと我慢して先に進みます…