ChaboのFF11日記+(跡地)

IfritサーバでFF11をやっていたChaborinの日記でした。

ジュワユースへの道 第4章 蔑称

この章は、参加して頂いた人の中でも全く気づかなかった話かもしれませんし、私もできれば書くのを避けて通りたい、いやな話です。
でも、将来のために書かなければならないと思って、この章を書きます。


6/10 午後9:50 at 海蛇の岩窟:金貨扉前
ちょうど金貨扉で集結してくれている人の出迎えをしている時でした。
まさか、思いもよらないような事件が起こりました。


ある人が、特定のジョブをネタにする冗談を言ったのが発端です。その冗談とは、2ちゃんねるネトゲ実況板(いわゆるネ実)でのジョブ蔑称を使ったものでした。
このFF11のコミュニティが2ちゃんねるを緒として発展してきたのは、この日記の中でも書いています(id:Chaborin:20050124:1106546513)。だから、この言葉はヴァナのいろいろなところでも使われるし、実際目にしています。
ナイトを内藤と言ってみたり、赤を垢、白を臼、黒を墨とか、まぁそういうやつです。まぁ、このあたりまではまだ許せますし、誰が聞いても単なるジョークです。
他にも竜騎士を「ガリ」と言うのもあります。普通のFFファンが聞いても全然わからないけれど、これもネ実発のFF11特有のジョークです。(id:topiyama:20040915さんあたりが解説してくれてますのでここでは省きます)
このあたりから、ジョブと直接関係のない蔑称になっていくわけですが。


そして、全くジョブと関係がない、普通に聞いても耳を覆いたくなるような蔑称も存在します。
それは、脳筋(脳みそが筋肉でできてるんじゃない?と思うほど単純にしか動くことができない人のこと)という言葉です。
この言葉はもともと人のふるまいを指して言われることが多かったのですが、そういう動きしかできない人が特定のジョブに多いという偏見があり、中にはジョブ特有の蔑称として使うような人も出てきています。


今回の事件はまさにこの言葉で起きてしまいました。
発端は簡単です。ある人が特定のジョブを指して、『脳筋』という言葉をつかった冗談を言ってしまったのです。そして、その特定ジョブをメインとする別の人(もちろん私にとってはどちらも大切な人です)がそれを見て「そういう言葉は知らない人がいる前で言わないほうがいいですよ」という内容の発言をしました。


最初は意味がわからず、wなんて返していたのですが...
次の瞬間、しまった、と思いました。


かくしてその方は、一応ジュワたこのわき地点までは来てくれたのですが、特に動くこともなくて、最後まで完全に無言のまま落ちていかれました。






メインジョブにしている人には、その言葉はたまらなく名誉を傷つける言葉ですし、ジョブとしてその蔑称を使うことは、例えそれが冗談だとしても、言われたほうにはたまらなく辛いです。
例えばメイン赤白である私が白魔道士のことをケアルタンクと呼ばれたり、赤魔道士のことをリフレタンクと呼ばれたりした時、カチンと来るのと同じです。
でもそれは私のことを言ってるんじゃない。
そうやって頭の上では否定するわけですが...


でも正直言って、その瞬間は言われた人の気持ちに100%共感できませんでした。
ケアルタンクやリフレタンクなど、それは人それぞれ。私が白上げの時に別の赤さんに対する動きの評価が厳しくなってしまって、同じく赤を62まで上げてるMちゃんと「今日の赤さんはだめだったねーw」とか評論していることがあります。
それは、「私はそんな動きはしない」という誇りがあるからそういうことができるわけです。そして、レベル上げPTで堂々と白/戦でグスタフに行って、覚え立てのヘキサでひゃっほいとかしてみたりしても、まぁそれはそれで確信犯だから良い(かどうか...w)
のです。
だから、どれほど自分の大切なジョブのことの悪口を言われても平気。
それはあくまで一般的なことであって、私は違う。
と思っていたある日。






6/12 20:00頃 at バストゥーク鉱山区:競売前
時間前後してすいませんが、これは後日談で、Mちゃんとtell会話している時。
ジュワ取りの当日はちょうどMちゃんはいなかったのですが、彼女も同じメインジョブなので、へこんでいたせいもあって、この話を名前は伏せつつ愚痴っていたんです。そして、そういうことを言われたらどう思うか、と。
彼女も言いました。
「あーそれは私もカチンとくるかもw」


そこでまた気づいたんです。
私が、誇りを傷つけられることに対して鈍感すぎただけでした。


他人対他人であって、両方にとっての知り合いであるけれど、彼にかわって私が謝るのは何か違う。
だから、気まずさは今も続きます。






この事件で決めたことがあります。
例えそれが広くわかっていてどれほど軽い冗談だとしても、他のジョブの蔑視的な表現は絶対にやめよう、と。


この事件の後で、何気なく身内で使われた別のジョブの蔑称に対して、さも知らないかのように通したことがあるのですが、その理由はここから来ています。
当事者の2人もこの問題をここまで大きく思っていないかもしれないし、私自身もまだまだよく理解しきれていないかもしれない。
だけど、言った本人が全く気にも留めないような何気ない一言が、ある一人のプレイヤーを傷つける行為になってしまうこと、そしてそのようなことが起こってしまったことを思って悔しく思ってしょうがない主催者がいることをここに書き留めておきたいと思います。


所詮FF11はゲームです。だから、ヴァナは全ての人にとって心地よい存在でなければならないし、そうあるように思ってやっています。
もちろん仕様の理不尽さから来るつらさはあるけれど、プレイヤー同士が引き起こすいざこざというのは、できることなら避けたい。それがお互いの向上に繋がるならまだ良いけれど、今回のこのようなものは、単にぐずぐずとした恨みめいたものしか残りません。
そういう意味で、本当に悔しいです。ジュワユースを取れた時には一瞬嬉しかったけれど、次の日からしばらくやる気をなくしてヴァナに来れませんでした。


今はヴァナに来るほうは復活してるけど、この話はやっぱり喉の小骨のようにひっかかりつづけています。
これを書いた今もまだ。


次回からは本編に戻ります(´∇`)


〜第5章 緊張へ続く(id:Chaborin:20050705)〜