９月８日

もうすぐ９月８日がやってくる。
今まで生きてきた中で最大の衝撃を受けた日がもうすぐやってくる。
もう９月７日になってしまった。


こんな負の衝撃はもう二度と味わいたくない。
こんな負の過去はもう二度と再現したくない。
こんな負の行動はもう二度と実行したくない。


そうもがきつつ１年。この１年間は本当に短かった。
全てを失った日、自分に残されたのが自分自身でしかないことを知った。
そして今はただひっそりと暮らしているだけ。


事実を失ってから気づくという物凄くありがちな話があって、
それに気づいてなお真意を理解していないであろう自分があって、
そして一体どうなっているのかもう見ることもできない相手がいて、
そしてただ、本気で愛せなかった、本気の愛を見せることができなかったことに
腹が立ってどうしようもなくて。


ただ一つ、こんなことを言うと絶対に糾弾されてしまうのをわかって言うのだけれど、
相手に責任の一端でも匂わせるような発言をしなくてよかった、と。
今までの自分であれば、ここで自分が相手のことを考えずにほんの少しでも
自己擁護に回ったのであれば、きっとものすごく負の感情を与えていたと思う。
でも、結論として自傷させずに済んだじゃないか。そこでは真実と共にあったじゃないか。


この事実だけを希望に明日も生きていける。
そして、絶対に取り返しがつかない相手の愛を無惨に踏みにじった自分がいることもまた
忘れずに生きていける。
明日でようやくあの日から１年が経つ。これからの４ヶ月間は過去と共に暮らそう。


それが明けたら、前に歩き出そう。