ChaboのFF11日記+(跡地)

IfritサーバでFF11をやっていたChaborinの日記でした。

ゲーム脳という子供向けの脅し文句について

ゲーム脳講演会、実は通勤ルートに近い(というか真横を通る)んで是非行こうと思ってたんですが、仕事の進行上全然無理で行けなかったので、せめて他の方の感想へのコメントだけでも。


Not My Cup of Teaさん:[雑感]3/6の「ゲーム脳 講演会」の感想 より:
http://d.hatena.ne.jp/fumi_o/20060308#1141828118

といった、「なのよー&そうよねー」という会話があちこちから聞えてきました。でもその会話の中から母親の本音もちらっと聞えてきて、曰く、「息子に止めなさいといっても聞かないから、森教授の「ゲーム脳」を口実に使って、脳に色が*1つかなくなるのよ!って説得するの」── 私は同じ母親として、この言葉は決して笑えません。確かに「ゲーム脳」を持ち出す以前に、自分の子育てや躾の仕方を見直して親子の関係を改善する方法だとか、休日に我が子が家の中でゲームにハマらずに、家族で過ごす楽しみを共有できる環境を整えてあげることとかが重要だというのは、あの場にいらした多くの母親たちは自覚していると思うのです。

親は、ゲームにはまってしまう子供に困っていて、子供を説得する材料だったら何でも欲しいんだなぁ、と思いました。
いわゆる、「夜更かししてると子取りにさらわれるよ」っていう理由がいまいちあいまいな子どもへのお説教の言葉が「ゲーム脳」に置き換わっただけで。「ゲーム脳」という恐い存在が信じるに足るものかどうかはともかく、信じたいんじゃないんでしょうか。真偽はあまり関係がなくて、いや、むしろウソだったら困るくらいの勢い。(実際困るわけなんですが)


不安を払拭するためには、何か固定化した観念を叩き込むという方法自体は間違っていないと思います。自分の意志で考えるということは、ある場所ではとても大事だけど、どの場所でもするのはとても疲れることだし。
ただ、それを怪しげな論証で、さも正しいものであるかのように言い広めるのは大きな間違いだとも思います。
ということで、困っている親御さんたちのニーズに応えるため、ゲーム脳に代わる、学術的に正しく子供にめちゃめちゃ説得力のあって一言で効果が出るような「ゲームにはまらない方法」を考えねばならないわけです。さて困った。