ChaboのFF11日記+(跡地)

IfritサーバでFF11をやっていたChaborinの日記でした。

ある日のネットサーファーの戯言。

むかしむかし大学時代、サークルの1年上の先輩で好きな人がいました。
その人はとっても頭が良くて、ボーイッシュで、それでいて暖かい人でした。


その人と大学の卒業式で一緒に写真を撮ってもらったりしましたが、残念なことに
大した接点もなく、またシャイだったこともあり、音信不通になっていました。


ある日、気が向いてふらっとネットサーフィンでその人の名前を検索ページに入れてみました。
すると、その人はある会社のリクルートページに実名で掲載されていました。
しかも、同業だったんです。
昔、サークルであった大会からの帰り道、先輩と電車の中で「コンピュータって何が面白いの?」
なんて会話をしたことがあって。
「それはロジックを組むところなんです。バグを潰しきって動いた瞬間がすごい楽しいんです。」「ふーん」
というくらい興味がなかったし(つーか返答がヲタだったか)、コンピュータとは全然関係ない学科だったので、
同業になったとは夢にも思いませんでした。


しかも、その人は個人サイトも立ち上げていて、そこでやはり理知的な、でもちょっとヲタっぽい
コンテンツを掲載したりしていて、相変わらず文章の質に憧れていたりしたわけです。
(内容は・・・まぁここでは言うまい_| ̄|○
でも、シャイだった自分は、そのページの内容もありつつそれ以上に踏み込めなくて、
ただその活発に更新するページを見守っていました。


自分も先輩も社会人になっていくらか経過した頃、
「修行の旅に出ます。探さないでください」と言葉を残し、そのページは更新をしなくなりました。


しかし、掲示板もコンテンツも、そのままずっと何年も残っていました。
たまに懐かしくなって見に行くこともありましたが、いつも更新はされていません。しかし、消えることもありません。
いつか消えるんだろうな,,, と、ただその最終更新が1999年の、時の止まったページを訪ねていました。


ある日自分のパソコンが壊れ、一度全てのデータやブックマークを消失してしまって以来そんな来訪もなくなり、
そんな記憶も奥底にしまわれていきつつあった8月の終わり。


なんとなく、かのページのタイトルを思い出した自分は、またそのページを探しに、google検索をしました。
程なくして検索できたページはそこにまだ存在していました。
懐かしさを覚えながらリンクをクリックした時...
更新されていたんです!しかも数日前に!!


自分は嬉しくてただひたすらそのページを、まさにサーフィンするように見回りました。
どうやら活発に更新しているようで、8月の頭くらいから更新を再開したようです。
日記のページもあります。そこで自分は現実を知らされることになります。


その日記には旦那さんの文字。そして、結婚していることが書かれていました。


そうかぁ、先輩結婚したんだなぁ・・・
昔のサークルの仲間ともほとんど交流がなくなっていたから、全然知らなかった。


結婚の幸せいっぱいで、でも相変わらずの理知的な文章をつづっているそのページは、数年の時を経て
またその活発な雰囲気に包まれつつあります。


そして、自分の頭の中にあったキーワードのブックマークから、先輩のページを削除しました。
穏やかな喪失感を胸にしまいこみつつ・・・


9/13 辻褄あってない部分を更新